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トラック雑学

このページは普通の人には分からない(知らない)トラックの話とトラックドライバーならば「そうそう」と思っていただけることについてがテーマである。運転手控え室(BBS)での話のタネになれば幸いである。
FUSOのザ・グレートのコクピット。安物の乗用車よりいい。ちなみに最新型のスーパーグレートはもっといい。7MTのノブの手前にはエアサス(カプラー高)の調整スイッチなどがある。

ワイパースイッチの棒を上にあげると排気ブレーキ、もう一段上にするとパワータードブレーキ(排気ブレーキの強力版だと思ってください)になる。手前に引くとハザード。だからトラックはハザードのスイッチが操作しやすいのである。その下がトレーラーブレーキ(シャーシのタイヤだけブレーキがかかるもの)。トレーラーは信号待ちや渋滞時などはこのブレーキで停車している。なのでブレーキランプがつきっぱなしのハズ。その奥に見える赤いスイッチはスプリングブレーキ(マキシブレーキなど各社呼び名は違う)。駐車時にサイドブレーキだけではブレーキが弱い(又は心配)ときに使う。トラクタの後輪をロックする。

テールランプ部分の三角マーク:トラックのテールランプ部分を見ると三角形の反射板がついているものがある。あれはトレーラーであることを意味している。追い越し注意と言うことと、内輪差が大きいということに気をつけていただきたい。
3つの緑のランプ:これは知っている人も多いかとは思うが知らない人もいるようなので・・・。トラックのキャビン(運転席)の上についている3つの緑のランプは大型トラックであることを意味している。一つ点灯で低速、三つ点灯で高速走行という意味である。トラックは急のつく動作が出来ませんので注意していただきたい。急ブレーキが聞かないので割り込み等はしないように。
トラックはハイテク満載:最新のトラックはハイテク装備で乗り心地はいいし、静かだし、速いし、でよっぽど自分のハイエースの方がトラックである(笑)。トレーラーはエアサス装備で車高調整機能つき。乗り心地はいいし、キャビンを絶えず水平にしてくれる。喋るソアラが昔話題になったがトラックも喋る。最上級グレードではミッションはAT。しかも流行のマニュアルモード付きまである。ブレーキは一般的な排気ブレーキとリターダーなる補助ブレーキも付く。リターダーは各社方式が違うが電気磁石の力を利用したものやエンジン内部を真空状態にするものなどがある。効きは抜群でトレーラーのヘッドだけの走行ではフットブレーキがほとんどいらない。最後に止る部分だけで減速は補助ブレーキだけで十分といった感じである。新しい型ではこの補助ブレーキ作動時もブレーキランプがつくようになった。
トラックのキャブ:日本のトラックはボンネットのないキャブオーバーが主流であるがアメリカなどのトラックはボンネット付きが主流。これは日本は全長で規制をかけているのに対し、アメリカなどは荷台寸法で規制がかけられているためである。そのため使い勝手、安全性、空力特性からボンネット付きが主流になっているのである。まぁ道路事情もあると思われます・・・。ボンネット付きはかっこいいけど、あれで環8とか走りたくないし。
ターボとNA:トラックのエンジンはターボ付き小排気量かターボなし(大体V型エンジンが多い)大排気量のどちらかになっている。自分の体験からターボ車の方が走りますね。V型ノンターボは空車時や中速(60kmぐらいまで)は結構走るように感じるが坂道や高速走行では大部辛くなってしまいます。(でも、以前雑誌では「V型ノンターボの方が、渋滞路や山岳路に適している」とあったのですが・・・本当はどっちであろう?)自分は、ターボの加給音好きなんです・・・。いかにも速そうに感じてしまう!?
ミッション:ミッションは多段化がすすんでいて、12〜18段ミッションなんて言うのもあるが、日本では6〜7段が主流。シフトはパワーシフトでシフトするたびプシュンとなります。最近はATもあり自分でシフトを操作できるセミオートマなんかがついている。
ブレーキ:普通車のブレーキは真空倍力装置つき油圧が主流。トラックは圧縮空気を利用したエア油圧式。トレーラーはフルエア式。これはトラクターと連結するためである。補助ブレーキとして排気系を閉じエンジンブレーキを強力にする装置が標準装備されている。最近ではリターダーなる補助ブレーキがつきはじめた。エンジンの圧縮、吸入工程に細工をしてエンジンブレーキをより強力にきかせるものや、ドライブシャフトの回転を磁力や流体の抵抗で回転抵抗を増やしブレーキをかけるものもある。最近のトラックはこの補助ブレーキ作動時(アクセルオフ時)にブレーキランプが点灯する。
駆動方式と操舵方式:積載量が増えると車軸が増える。それは一軸あたりの重量が決まっているからである。通常4t車と呼ばれているクラスでは2軸まで。大型トラックは大抵2軸以上である。一般適な3軸車(リア2軸)を通常「ひきずり」という(もっともスタンダードな形状)。多軸車はアンダーステア傾向になるので、多軸操舵もある。これを通常「フロントダブル」と言う(タイヤが2本減ることによる軽量化と低価格が特徴。乗り心地は悪い)。「ひきずり」で小回りするときはリアを振るので注意が必要。「フロントダブル」はリアが残る(内輪差)に注意しなければならない。外国では「ひきずり」のタイヤ摩耗の防止と燃費向上とトラクション向上の為、空車時はひきずり(駆動輪以外)の軸を持ち上げ浮かせて走るそうである。またトレーラー(シャーシ)の後輪も逆操して、小回り性の向上とコーナリング時の安定性向上をさせているのもあるらしい。
駆動方式には以下のものがあります。
4*2:一般的な後輪駆動
4*4:全輪駆動この場合は4駆
6*2:通称ひきずり、フロントダブル(ひきずりの方がトラクション性能が優れる)
6*4:通称ツーデフ(ダンプ、ミキサー車など後ろからデフケースの見えるもの)
6*6:全輪駆動この場合は6駆
後ろ二軸の軸に対する重さのかかり具合は通常1:1ではない。しかし、規制緩和後の増トン車は1:1にしないと一軸あたりの重量が規制内に収まらなくなってしまう。そのため規制緩和車には発進時に駆動軸のみにトラクション向上のための装置がついている。駆動軸とひきずり軸にかける重さの比率は各社のセッティングだと思うが、UDはこのセッティングがおかしいのか乗りづらい。
各社の特徴:なんといってもFUSOが一番いい。特に古いものはFUSO以外は乗りたくない。HINOは操作系統が硬い。ブレーキが効かない。特にトラクタのみの場合は本当に恐いぐらい。排気ブレーキも効かない。車内の質感はまったく無し。UDは操作系がふにゃふにゃ。クラッチがすぐおかしくなる。乗り心地悪い。内装質感悪い。いまだに、シフトノブ、フロアから直に出ている。他社もカバーがついていたりするだけかも知れないが、これ見ただけでも10年は逆戻りしてしまう。
ピロロ!?:渋滞時などに聞こえてくる「ピィ〜ロロロロ」どうもトラックが鳴っているみたいなんだけど・・・とよく聞かれるが、あれはブレーキ用のエアタンク内の圧が設定圧以上になったときにエアを開放するときの音なのである。通常は「パシャー」で終わりなのだが、その圧を逃がす部分に蛇腹のホースを取り付けているのである。そのホースの長さや、巻きかたで音が変るのである。ノーマルにはついていない「トラッカー用」パーツ。
FUSOのサイドブレーキ:ザ・グレートのサイドブレーキは右についている。遊びが多くなり、引きしろが多くなると、乗り降りの際に肛門にささり、かなり痛い思いをする。
燃料計:古いトラックのほとんどは燃料計が壊れている。やっぱりFUSOは壊れている確率は低く、HINO、UDは大抵壊れている。
?崎のタコグラフ:?崎のタコグラフ内のタコメーターは大抵壊れている。
タイヤのビラビラ:大型車のタイヤのとこにボロ布などがぶる下がっているのを見たことはないだろうか?あれは走行中にタイヤにあたることによってタイヤがきれいになるためにつけているのである。
タコグラフの謎:自分は加減速が体に感じないようにヤンワリと運転(特に高速道での巡航時)するのが上手い運転だと思っているのだが、タコグラフを見ると、どうもスピードが波形が荒い。しかしクルーズドコントロール付き車(特にFUSO)は体にショックを与えない加減速で、タコグラフのスピードはきれいに一定となっている。さすが!!!人間にはこんなことできないのだろうか?自分も加減速のショックを与えないでスピードはきれいに一定に出来るが、ものの数十分。どうしても−5km(80km巡航なら75〜80kmということ)はないと、2時間以上の高速巡航では体がもたない。それとも、もっと上手い人は、加減速のショックを与えないで、2時間以上タコグラフのスピードをきれいに一定にすることができるのだろうか?謎である。哲の○月×日のタコグラフ(解説付き)
ミラーは大型の命:大型車のサイドミラーは後方確認のためだけにあるのではない。車幅感覚や自車位置の確認にも使っている。だからミラーがなかったら恐くて走れない。左右の車線ラインの幅を見て自車が車線のどの辺にいるのか確認しているのである。だからミラーを見ている時間と前を見ている時間の比率は4:6ぐらいだろうか。普通車しか乗っていなかった頃は2:8ぐらいだったと思う。だから車線のどちらかに寄って走っている奴はサイドミラーの確認が少ないのだ。また路上駐車の車の横を通るときも前を見て寄せるのじゃなくてミラーで「このぐらい避ければ通れるな」と確認するのだ。よく、前をよく見ようと背筋を伸ばしアゴをあげ、目を細めて車体の前を見ようとしている人がいるが(特に女、おばさんに多い)サイドミラーで車体左前の位置を確認するものなんである。ついでにルームミラーは特にいらないと言うことが言える。ルームミラーなんか見てもアオラレテいるかどうかぐらいしか確認できないから。だからサイドミラーたたんだまま走っている乗用車なんか見ると信じられない。
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